赤ちゃんの生まれた日は「1日目」?日齢・月齢の数え方を解説
赤ちゃんが生まれました。親戚から「何日目?」と聞かれて、簡単なはずの質問に答えに困ったことはありませんか。今日が1日目なのか、それとも明日からなのか。病院、成長曲線、家族の行事、育児アプリでは数え方がそれぞれ違います。この記事では代表的な数え方を具体例とともに整理し、どんな場面でも赤ちゃんの日齢・月齢・年齢を正しく数えられるようにします。
一つに決まっているわけではなく、誰が数えるかによって異なります。現代の医学や多くの国では、生まれた日を「0日目」とします。生まれた当日は0日で、翌日から1日目です。
一方、お七夜やお食い初めなど伝統的な行事では、生まれた日を「1日目」と数えることが多いです。また、中国や韓国などの伝統的な年齢の数え方では、生まれた瞬間に1歳と数えることもあります。場面ごとにどの数え方を使うのかを知っておくことが大切です。
なぜ混乱しやすいのか
混乱するのは当然です。文脈によって数え方が違うからです。予防接種の記録や診察では医療上の数え方を使い、WHOやCDCの成長曲線は「満了した日数」で年齢を表します。その一方で、祖父母は満月やお食い初めの話をし、地域によっては「数え年」で年齢を言うこともあります。
- 病院の記録や健診:医療の数え方、生まれた日は0日目
- 予防接種の予定:生まれてからの週数・月数で表す
- 成長曲線(WHO、CDC):満了した日数での正確な年齢
- 家族の行事:伝統的な数え方、生まれた日は1日目
- 数え年(東アジア):生まれた瞬間を1歳とする
医療の基準:生まれた日は0日目
医療記録、予防接種の予定、WHOとCDCの成長基準はすべて、生まれてから満了した日数、つまり「日齢」で年齢を数えます。1日の午前9時に生まれた赤ちゃんは、その日は0日、2日で1日、31日で30日です。
新生児期は生まれてから28日未満、すなわち0日目から27日目までと定義されています。週数や月数も同じ考え方です。生後1か月は「生まれた日の翌月の同じ日」に迎えます。月齢は暦に従い、30日ごとの区切りではありません。
なぜ医療ではこのように数えるのでしょうか。日付の引き算による計算は正確で確認しやすく、世界中で同じ結果になるため、予防接種や薬の量、成長の記録に適しているからです。
- 1日の午前9時:出生。日齢0日
- 2日:1日
- 31日:30日
- 翌月の1日:生後1か月(31日)
日本の習慣と伝統的な数え方
医療や日常の多くでは、生まれた日を「生後0日」として数えます。新生児期は生後0日から27日までとされ、予防接種の接種時期もこの数え方が基本です。
ただし、伝統行事では古来の数え方が使われます。生まれた日を1日目とする数え方で、お七夜(7日目)、お宮参り(生後1か月ごろ)、お食い初め・百日祝い(100日ごろ)などがその代表です。出生届の提出期限も「生まれた日を含めて14日以内」と数えます。
そのため、同じ赤ちゃんでも「生後99日」と「100日目」のように、1日ずれることがあります。行事の日取りを決めるときは、どの数え方で案内されているかを確認しましょう。
また、中国や韓国など東アジアの伝統的な数え方では、生まれた年を1歳とし、新年(旧正月)を迎えるたびに1歳加えます。韓国では2023年6月28日から法律上は満年齢(国際標準の数え方)に統一されましたが、日常会話では伝統的な数え方が今も使われます。
赤ちゃんの日齢・月齢の計算方法
日齢を数える:今日の日付から生まれた日を引きます。その数字が「満了した日数」、すなわち日齢です。生まれた日は0日目です。カレンダーアプリなら誰でも計算でき、育児アプリでは自動で表示されることがほとんどです。
月齢を数える:生後1か月は、生まれた日の翌月の同じ日です。同じ日がない月(例:1月31日生まれの2月)は、その月の末日(2月28日、うるう年は2月29日)を1か月とします。
早産で生まれた赤ちゃん:修正月齢を使います。満期の予定日から数える方法で、2歳ごろまで成長曲線や発達の目安を判断する際に用いられます。
実践のコツ:一つの数え方に決めて、特に診察のときは統一しましょう。生まれた日と診察日の日付を記録しておけば、数字がすべてを語ってくれます。
参考資料
この記事は以下の公開資料に基づいています。地域の習慣には差があるため、地域の資料ではやや異なる説明が見られることがあります。
- WHO 小児成長基準(Child Growth Standards)
- WHO成長曲線(CDC、米国での使用が推奨)
- 胎齢(MSDマニュアル)
- How the Day of Birth Affects Benefits(米国社会保障庁)
- 国勢調査における年齢データ(国連統計部)
この記事は一般的な情報提供を目的としており、医療上の助言ではありません。授乳や発育、健康に関する疑問は、必ず小児科医などの専門家に相談してください。紹介した行事や習慣は公開資料に基づくもので、地域や家庭によって異なる場合があります。
よくある質問
生まれた日は0日目ですか、1日目ですか?
医療や日常では0日目、翌日から1日目です。一方、お食い初めやお七夜などの伝統行事では生まれた日を1日目と数えます。同じ日を2通りの言い方で表現できるのはこのためです。
生後1か月はいつですか?
生まれた日の翌月の同じ日です。3月5日生まれなら4月5日に生後1か月、5月5日に生後2か月です。月齢は暦に従い、30日ごとの区切りではありません。
お食い初めや百日祝いはいつですか?
伝統的には生まれた日を1日目と数え、100日目に行います。これは生まれてから99日目にあたります。医療の数え方(生後0日目から)では同じ日を「生後99日」と表現します。
出生届の提出期限はどう数えますか?
出生届は生まれた日を含めて14日以内に提出します。4月1日生まれなら4月14日までが期限です。この数え方は生まれた日を1日目とする古来の数え方です。
早産で生まれた赤ちゃんの年齢はどう数えますか?
修正月齢を使います。満期の予定日から数える方法で、予定日より8週間早く生まれた場合、修正月齢は実際の月齢から8週間引いたものになります。2歳ごろまで用いられます。
予防接種や健診ではどちらの数え方を使いますか?
生まれた日を0日とする数え方です。予防接種の予定や成長曲線は、生まれてからの満了した週数・月数・日数で決まります。迷ったときは、正確な生年月日と当日の日付を伝えて、医療者に計算してもらいましょう。